中学1年生で、社会科(小林宗央教諭)と英語科(鈴木太郎教諭)のコラボレーションにより、教科等横断的な視点からの「情報活用能力」「ICTを活用した学習活動の充実」に係る授業が行われました。
生徒の学習活動
第1段階
埼玉県戸田市教育委員会が実施している市立小学校・中学校児童生徒プレゼンテーション大会の入賞作品を視聴し、「すごい」プレゼンのポイントを考察しました。
第2段階
社会科(地理)で既習の「世界各地の人々の生活と環境」「世界の諸地域」に加え、「日本の諸地域」でシンガポールと交流を行っている地域の学習を踏まえながら、英語の授業単元の題材(日本人中学生が大型連休にシンガポール旅行)の一環で、「シンガポールと日本の共通点・似ている所」について、インターネット検索を交えながら自分で考察し、Google Workspace for Educationスライドにまとめました。
第3段階
英語の授業で作成したスライドのプレゼンテーションの練習を、社会科の授業で行い、全員が1分間という制限時間の中で実際にプレゼンテーションを行いました。発表の際には、各自の発表を終えるとGoogle Workspace for Educationクラスルームで予め共有しておいた、評価用のGoogle Workspace for Educationフォームを用いて互いに評価し合いました。
今年度から完全実施となっている新学習指導要領では、「情報活用能力」が「学習の基盤となる資質・能力」と位置付けられ、また「ICTを活用した学習活動の充実」がポイントとされております。
今回のコラボレーション授業を通じ、生徒たちは「情報活用能力」を育みながら「ICTを活用した学習活動」を充実させ、日本とシンガポール両国の共通点を探り、理解を深めました。
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情報活用能力とは
➡世の中の様々な事象を情報とその結び付きとして捉え、情報及び情報技術を適切かつ効果的に活用して、問題を発見・解決したり自分の考えを形成したりしていくために必要な資質・能力である。より具体的に捉えれば、学習活動において必要に応じてコンピュータ等の情報手段を適切に用いて情報を得たり、情報を整理・比較したり、得られた情報を分かりやすく発信・伝達したり、必要に応じて保存・共有したりといったことができる力であり、さらに、このような学習活動を遂行する上で必要となる情報手段の基本的な操作の習得や、プログラミング的思考、情報モラル等に関する資質・能力等も含むものである。
(教育の情報化の手引きー追補版 第2章、文部科学省、令和2年6月)