本校では、この春に入学しChromebook(Google OSが搭載されたノートパソコン)・Google Workspace for Education(Googleの文章作成・表計算・プレゼン等ツール類)を使い始めた中学校1年生の遠隔授業でも、ビデオ会議ツールGoogle Workspace for Educationミート を使った講義中継(ライブ配信)だけでなく、インターネット空間上の教室Google Workspace for Educationクラスルームを通じてGoogle Workspace for Educationを活用した真の意味のオンライン授業が行われています。
今回ご紹介するのは、英語科の鈴木太郎教諭の遠隔授業での「オンライン協働学習」の実践です。
「章のまとめ学習」を行うのがこの時間の授業内容。アンケート小テスト・ツールGoogle Workspace for Educationフォームでワークシートを作成し、Google Workspace for Educationクラスルームで生徒に配信。教員は学校に・生徒たちはそれぞれの自宅に、空間を隔てられた環境ですが、「インターネット空間上の教室」であるクラスルームを通じて教員がクラスをグループ分けし、ミートを介して繋がり、音声対話をしながら協働的にフォーム(ワークシート)に取り組みました。
教員は全てのグループとミートで繋がっており、協働活動の様子を観察しながら必要に応じて音声話しかけやチャットで入り、ヒントを出すなど支援を行いました。
入学後(使用開始)5ヶ月の中学校1年生ですが創意工夫し、音声対話に加えミートの「画面共有機能」も活用して協働活動をより充実して進めていました。
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ワークシート(フォーム)が完成し提出すると、自動採点設定されており正誤のフィードバックが即座に生徒に届きました。教員からは「協働でワークシートを完成させる」という所までの指示でしたが、生徒は間違った課題について「なぜ間違ったか」を、引き続きミートでグループ音声対話をしながら協働的に振り返りもしていました。
平常授業(学校での対面授業)で、日常的にChromebook・Google Workspace for Educationを用いた「オンライン授業」を行っているからこそ、遠隔授業という空間を隔てられた環境にあっても、教員と生徒・生徒と生徒は「インターネット空間上の教室」であるクラスルームを介して難なく繋がり、日常の教室と同じように学びが実現されています。