8月30日(月)より遠隔授業及び分散登校が始まりました。本校では昨年度からおよそ1年2か月ぶりの遠隔授業です。
ビデオ会議ツールGoogle Workspace for Educationミート を使った講義中継(ライブ配信)だけでなく,インターネット空間上の教室Google Workspace for Educationクラスルームを通じて、敢えてミートに拘らずGoogle Workspace for Educationスプレッドシートの共同編集機能やチャット機能を活用した真の意味のオンライン授業の実践も行われています。
その実践が英語科担当の鈴木太郎教諭の4年生(高校1年生)での実践です。
グループごとに課題のスプレッドシートを共有し,生徒らがグループ活動をしながら課題に取り組むというものです。スプレッドシートには教員が予め英文を用意しており,生徒らはその右側のセルに英文を解釈しながら日本語訳を行います。教材として用いられたのは、オーストラリア公共放送局ABCの8月8日付の東京オリンピック閉幕に寄せた記事です。
https://www.abc.net.au/news/2021-08-08/farewell-to-the-tokyo-olympics/100358910
英語圏の生の報道英文を、生徒らはスプレッドシート上のチャットでやり取りをしたり,自分たちでミートで通話を始めたりと,課題完成に向けて自ら工夫をしながら意思疎通を図りながら主体的で対話的な学習活動を行います。教員はスプレッドシートが仕上がっていく状況を見て,必要に応じてチャットやミートに入りヒントを出すなど支援を行います。
教員は学校に、生徒たちはそれぞれの自宅に、空間を隔てられた環境にあっても,オンライン型の遠隔授業で教員と生徒らは「インターネット空間上の教室」であるクラスルームを介してつながることができ,日常の教室と同じように生徒同士の学びも実現されています。
ビデオ通話に限らずとも遠隔授業を成立させることができるということを示してくれる実践です。
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