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松阪まで染物・織物体験をしてきました!その2

2020年8月26日

サイエンスクラブ顧問の柳田です。
7月19日に松阪まで染物・織物体験をしてきました!

こちらの記事はhttps://tsudagakuen.ac.jp/chugaku/news/7336.htmlの追記になります。

たたき染めの次は「生葉染め(インディゴ染色)」を行いました。

松阪もめんは江戸時代から続く松阪ブランドの一つです。また松阪もめんは合成インディゴが開発されてもなお,郷土の文化財として、天然物を利用した藍染めにこだわっており,その技術を伝承しています!

生の葉から染め物を行うのはとても貴重な体験です!

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まず茎についた葉を取り,葉だけにしていきます!

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その後,取り出した葉をミキサーにかけていきます。

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すると,葉の中のインディカンと呼ばれる物質が酵素と混ざり合い,色素の前駆体であるインドキシルへと変化していきます。

このまま放置し酸化しても藍色色素インディゴへと変化しますが,効率的に行うため,消石灰を投入し,染色液をアルカリ性に偏らせます!

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このままではインディゴは沈殿し,布の繊維と結合しないため,インディゴのロイコ体であるロイコインディゴ(水に可溶)に変換させていきます!

そのために還元剤のハイドロサルファイトを投入していきます。

その後,染色液に布を投入していきます!

すると

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初めは緑がかったマスクが・・・・・・・・・・・

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青く変貌!!!!

空気に触れ空気酸化が起こり,インディゴブル-が完成します。

ロイコインディゴの空気酸化によりインディゴが合成されました!

仕組みがわかると目の前の現象がまた違う見え方になります。

探究活動の魅力は楽しみながら,実践的な知識と能力が培われていくことです。

活動に参加したのは中学生ですが,今では高校の有機化学に踏み込んだ内容を理解できています。

また同時に教員側も今まで触れなかった学問の分野に触れることができ,生徒ともに成長することができます。

仕組みが理解できれば,生活と行動が変わり,

生活と行動が変われば,周囲が変わり

周囲が変われば,社会と世界が変わります。

私は

子供たちの「好きなことに一生懸命になれること」を大切にし

その学びの中から実践的な課題解決能力を培えるよう指導していきたい

と思っています。

また活動をすすめる上で

松阪もめん手織りセンターさん,旧長谷川治郎兵衛家さん,ゆうづる会さん

以上の方々にご協力をいただきました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。ご協力ありがとうございました。

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