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最近のサイエンスクラブでは食品を用いた実験を進めています

2020年2月16日

2/14(金)のサイエンスクラブでは、脂肪の結晶の形が食感に与える影響について実験を行いました。
実験方法としては、チョコレートを用いて、温度管理をしながら脂肪分を結晶化させたものと温度管理をせずに固めたものを作成しました。それぞれの食感について、舌触り、口に入れたときの変化の仕方の観点から評価を行いました。また、見た目の違いについても観察をしました。
チョコレートを一度とかすことで、チョコレートに含まれる脂肪の結晶をすべてなくすことができます。その後、温度管理をしながら結晶を作り上げていくことで、体温程度でとける形をした結晶の脂肪分が出来上がります。これは、黒鉛とダイヤモンドが同じ元素からできていても特性が異なることからも結晶の形が様々な特性を変える要因になっていると考えられます。
今後は、加えるクリームの乳脂肪分の割合や牛乳と豆乳による食感の違いなども調べていきたいと考えています。

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2/10(月)のサイエンスクラブでは、玉ねぎの外皮による染色を行いました。
方法としては、まず玉ねぎ外皮を煮詰め、皮に含まれる色素を抽出しました。次に、様々な布を輪ゴムで縛ったりビー玉を入れて縛ったりして模様がつくようにしました(絞り染め)。最後に、ミョウバンを溶かした水に漬けることで色落ちしないように処理をしました。
ミョウバンで色落ちを防げる原理としては、ナスの漬物にミョウバンを入れたり、黒豆を煮るときに鉄釘を入れたりする理由と同じです。玉ねぎ外皮に含まれる色素(ケルセチン)がミョウバンの水溶液に含まれる金属イオンと結びつくことで水に溶けにくくなるためです。
今後は、布の素材による染まり方の違いや、様々な植物から抽出した色素を用いてその違いについて観察していきたいと考えています。

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