中学3年生の環境を考える旅は最終日を迎えました。天候はあいにくの雨でした。
まず、宜野湾市内にある嘉数高台公園を見学しました。ここは沖縄戦の激戦地であり、旧日本軍が防衛のために使用したトーチカなどが残されています。悲惨な戦争を決して繰り返してはならないという平和への強い気持ちを新たにしました。また、展望台から普天間基地を眺めることができました。米軍基地に関わるさまざまな問題について学び、考えるきっかけとなりました。
次に、世界文化遺産として登録されている首里城公園を見学しました。首里城は、14世紀末に創建された中国や日本の文化も混合する琉球独特の城で、一度焼失しましたが1992年に復元されました。また、平成31年2月に新たに「御内原(おうちばら)」という王家一家とそこに仕える女官たちが暮らした生活・儀礼空間を中心に新規エリアが公開されました。生徒たちは正殿の東側に築かれた物見台から周囲の景色を見渡していました。
最後に、沖縄一の繁華街である国際通りを散策しました。昼食は行動班でそれぞれ計画を立て、好きなものを食べました。また、家族や知人へお土産を買うなど、生徒たちにとって楽しい時間を過ごすことができたようです。
この修学旅行を通して、沖縄の自然の豊かさとともに、さまざまな問題についても多くを学ぶことができました。生徒たちは時間を厳守したうえで、とても楽しそうな姿を見せてくれました。今後は、来月の事後発表会に向けて準備を進めていきます。