中学3年生の環境を考える旅は最終日となりました。
まず、宜野湾市内にある嘉数高台公園を見学しました。ここは沖縄戦の激戦地であり、旧日本軍が防衛のために使用したトーチカなどが残されています。悲惨な戦争を決して繰り返してはならないという平和への強い気持ちを新たにしました。また、展望台から普天間基地に配備されているオスプレイを眺めることができました。米軍基地に関わるさまざまな問題について学びながら、東アジア情勢について多角的に考えるきっかけとなりました。
次に、世界文化遺産として登録されている首里城公園を見学しました。首里城は、14世紀末に創建された中国や日本の文化も混合する琉球独特の城で、一度焼失しましたが1992年に復元されました。
生徒たちは、中継貿易で繁栄を極めた琉球王国が生み出した豪華な装飾に圧倒されながら当時の面影を想像していました。
最後に、沖縄一の繁華街である国際通りを散策しました。昼食はグループでそれぞれ計画を立て自分たちで好きなものを食べました。また、家族や知人へ沖縄ならではのお土産を買うなど、生徒たちにとって楽しい散策となったようです。
その後、沖縄に別れを告げ、桑名に無事に到着しました。
この修学旅行を通して、沖縄の自然の豊かさとともに、諸問題についても目の当たりにして、多くを学ぶことができました。また、旅のねらいを常に意識して取り組むことができました。