9月18日(木)に実施された文化祭において、サイエンスクラブは日頃の研究成果を報告しました。
今回は、発表経験の少なかった中学生部員が中心となり、以下の2つのテーマについて発表しました。
一つ目は「タデアイの防御機能と生存戦略」です。
藍染めの原料として知られるタデアイが、なぜインジカンという物質を持つのか、
物理的ストレスや植物間コミュニケーションの観点からその生態学的意義に迫りました。
二つ目は「ナガレヒキガエル幼生の口器の筋組織と定位能力の関係性」です。
急流に生息するカエルの幼生が、どのようにして流されないように岩に張り付いているのか(定位能力)、
口の筋肉の構造や流速との関係を調査・実験した内容です。
多くの部員にとって、大勢の前での発表は初めての経験でした。
専門的な用語をどのように噛み砕いて伝えるか、緊張の中で言葉に詰まる場面もありましたが、
一生懸命に自分の言葉で伝えようとする姿が印象的でした。
今回の発表で得た「伝える難しさ」と「通じる楽しさ」を原動力に、
先輩たちのような深い探究ができるよう、これからの研究活動に励んでいきます。






