4年生が２泊3日の体験学習で世界遺産である岐阜県白川郷周辺で、冬の自然や雪をテーマに学習を行います。今年度は感染症対策のため、バス内でのレクリエーションは実施できませんでしたが、だんだんと白くなっていく景色に心躍らせながら3時間ほどで合掌集落に到着しました。昼食後に世界遺産の白川郷にて、合掌造りの家々を見学しました。豪雪地帯で生きる人々の生活の工夫や力強さを学びました。その後は宿泊施設であるトヨタ白川郷自然学校に移動し、雪の壁を利用した灯ろう作りを行いました。夕食ではフレンチのコース料理で、テーブルマナー講習もしていただきました。慣れないナイフとフォークの使い方に戸惑う様子もみられましたが、たいへん美味しい夕食でした。

2日目は様々な体験学習を実施しました。午前中は雪のブロックを使って「スノーアーチ作り」を行いました。雪の重さに苦労しながらも皆で協力してスノーアーチを作りました。その後は「スノースライダー」を体験しました。様々な種類のソリに乗り、勢いよく雪山を滑り降りるスリルと楽しさに、大興奮の様子でした。また、「ガイドウォーク」では森の中を歩きながら白川郷の人々の暮らしや知恵、動物たちの生態について学ぶことができました。

午後からは「雪像作り」を行いました。犬やお城、大きな木など、素敵な作品がたくさん出来上がりました。夜は雪像をライトアップしていただき鑑賞しました。

最終日は雪を使った運動会を行いました。「雪積み合戦」と「雪玉入れ」、「雪上リレー」の3種目で得点を競いました。雪の状態があまり良くなかったため、スノーフラッグに変わり、雪玉積みとなりました。児童はチームで協力し、勝利を目指して一生懸命協議に取り組むことができていました。3日間の「雪の学校」では、冬の自然の美しさや厳しさ、環境問題などを学習することができました。