6月6日、株式会社フローラが実施するアマゴの放流事業にサイエンスクラブが参加しました。近年,水域環境の悪化によりアマゴをはじめとする水生生物の個体数の減少が危惧されており,保護や増殖の観点から人工ふ化させた生物を放流する事業が注目を浴びています。本事業では,水生生物の保護や増殖を目的にアマゴの放流を行っており,本校は生物の増殖や生育環境の保全について考えさせる環境教育の一環として参加しました。放流事業を行った北勢町小原一色の具野川は生物多様性に富み,魚類だけではなく水生昆虫や植物など普段目に触れることのない生物が多く存在しました。生徒たちも普段見ることのない生物や生命現象を目の当たりにし,何が生き物にとっていい環境なのか?いつも目にする環境の生物と何が違うかなどいきいきと話し合っていました。サイエンスクラブは研究活動を通して自然現象を科学的にみることができるよう日々活動を続けています。一過性の取り組みではなく,各個人の研究や考え方,そして人間性につながるようこのような事業への参加を継続していきたいと考えています。