5月22日、23日に鈴鹿山系 朝明渓谷にある朝明茶屋キャンプ場で3年生が山の学校を実施しました。天気に恵まれた1日目は、まず「イニシアティブゲーム」という、お互いを信頼し協力することを目的とした3つのゲームをしました。8班に分かれた子どもたちは苦戦しながらも協力し、クリアしていきました。次は「森のクラフト」をしました。自然から集めた葉や石を、ボンドで板に貼り付け、ひもをつけて首飾りにしました。花を貼る子、ドングリを付ける子、虫の抜け殻を付ける子･･･各々の個性が出ていて面白かったです。

その後は着替えを済ませ、子どもたちお待ちかねの「鱒のつかみどり」。最初は怖がっていた子も、最後は満面の笑みで鱒を一生懸命つかんでいました。その鱒を自分たちで塩焼きにして食べた夕飯が格別だったことは、子どもたちの表情からも伺えました。1日目最後のイベントは「キャンプファイヤー」。山の神に扮した校長先生からキャンプファイヤーに火が灯された瞬間、子どもたちからの大きな歓声が上がりました。

2日目はあいにくの雨天で、予定していた登山を断念し、自然散策をしました。朝明茶屋キャンプ場のスタッフの方が植物や生き物について詳しく教えて下さり、子どもたちは興味深そうに話を聞いていました。自然散策から帰ってきてから、引き続きスタッフの方に画像を用いて生き物の説明をしていただきました。普段あまり見ることのできないカモシカやリスなどの写真をたくさん見せていただいた上、オスとメスの見分け方などをクイズ形式にして楽しく学ばせていただきました。小学生になって初めての宿泊行事で、最初は緊張した面持ちであった子どもたちですが、山の学校が終わるころには晴ればれとした達成感に満ちた顔をしていました。