2月27日~3月2日 津田学園小学校の体験学習の集大成とも言える「歴史の学校」に行ってきました。行程は3泊4日で奈良、京都、東京と日本の歴史上の首都をめぐりました。初日は学校を早朝に出発して奈良の東大寺に向かいました。ボランティアガイドの皆さんにご案内いただきながら、南大門、大仏殿、二月堂、三月堂、四月堂、手向山八幡宮などを巡りました。午後は興福寺の国宝館で阿修羅像をはじめとする多くの国宝を見学しました。その後、京都に移動し清水寺を参拝。音羽の滝では多くの児童が行列に並び、願いをかけて滝の水を飲んでいました。
2日目は京都市内の名刹を巡りました。金閣寺、龍安寺、下鴨神社、豊国神社、西本願寺などを班別でそれぞれ自由に巡り、午後から三十三間堂を全員で見学しました。金閣寺舎利殿のきらびやかな金色の輝きに感嘆し、龍安寺石庭の枯山水に「侘び寂び」の心を感じ取りました。またフィギュアスケート金メダリストの羽生選手に縁のある晴明神社に訪れた班もありました。三十三間堂ではあまりにも多くの千体千手観音像に圧倒されました。初日と2日目は奈良と京都の見学で、日本の歴史の奥深さをとことん学び、興味関心を深めることができました。夕方から新幹線で東京に移動、品川駅で下車して臨海地域に向かい、レインボーブリッジやお台場などの夜景を楽しみながら夕食をいただきました。
3日目は首都東京の名所旧跡を巡りました。皇居、国会議事堂、増上寺、東京大学、国立科学博物館、上野公園などです。国会議事堂ではその重厚な建物に建築物としての価値を、また衆議院本会議場では立法府の重みを感じとっているようでした。次に訪れた徳川将軍家の菩提寺である芝増上寺では、隣にそびえ立つ東京タワーとの新旧の対比に時代の流れが感じられました。その後、東京大学に移動し安田講堂と赤門を見学し、構内の学生食堂で昼食をいただきました。そして増上寺とともに徳川家菩提寺の上野寛永寺の跡地である上野公園を散策、有名な西郷隆盛像や彰義隊の墓を見学し、公園内にある国立科学博物館で日本と地球の生い立ちから学べる展示物に触れました。夕食は月島もんじゃストリートに行ってもんじゃ焼きをいただき、東京の下町の味を堪能しました。
最終日も東京の名所を見学しました。最初に訪れたのは東京スカイツリーです。この日の東京は抜けるような青空で、高さ350mのスカイツリー展望デッキからは富士山もくっきり見え、その美しさにみんなが歓声を上げていました。雲のような高さから見下ろす大都会東京の景色はまるでジオラマのようで、道ゆく車もとても小さく見えました。その後、浅草寺に移動しました。平日とは思えない浅草寺の賑わいの中、雷門まで続く仲見世で思い思いのお土産も買うことができました。
4日間を通して歴史の舞台となった数々の名所旧跡をめぐり、小学校生活最後の宿泊型体験学習を終えました。6年生にとって一生心に残る思い出の旅となりました。