1月17~19日 4年生の宿泊行事「雪の学校」行いました。世界遺産の岐阜県白川郷周辺の雪深い里山を舞台に、冬の自然や雪をテーマにした2泊3日の体験学習です。
初日はまず世界遺産の白川郷を見学し、合掌造りの家々を見てまわりました。豪雪地帯にもかかわらず残念な雨模様でしたが、合掌造りの実物の大きさや歴史を感じさせる茅葺の屋根は迫力満点でした。その後、宿泊施設であるトヨタ白川郷自然学校に移動し、雪の灯ろう作りを体験しました。思い思いの形に造形してオリジナルの灯ろうを作りました。夜、灯ろうにろうそくを入れて火を灯すと幻想的な光のモニュメントが浮かび上がりました。小雨模様にもかかわらず、どの灯ろうも見事に点灯させることができ、素敵な光景を満喫できました。夕食はトヨタ白川郷自然学校の美味しいフレンチをいただきました。テーブルマナーに関する講習もしていただき、とてもよい体験になりました。
雪の学校の2日目は雪の中での様々なプログラムを行いました。スノースラーダーやスノーアーチ作り、雪の森ガイドウォークなどを、トヨタ白川郷自然学校のインタープリターさんにお世話になりながら体験しました。スノースライダーは広大な斜面をそりで滑り降りるダイナミックなプログラムで、スピード感あふれるそり遊びを存分に堪能しました。スノーアーチ作りは雪で作ったブロックを積み上げてアーチを完成させるものです。アーチ上部の組み立てに苦労しながら、班で協力して見事に完成させることができました。雪の森ガイドウォークではスノーシューを履いて雪深い森に探検に繰り出しました。リスが食べた松ぼっくりの残りカスを観察していると本物のリスが出現してみんな大喜びでした。うさぎやテンの足跡も見つかりました。夜も雪の森に入りその暗さを体感したり、自分の目で暗順応の実験をしました。暗い森の中も明るく見える暗順応にみんなびっくりしていました。最終日は雪上での運動会を実施しました。班対抗でスノーフラッグスや雪の玉入れ、雪上リレーを行い得点を競いました。圧雪されていないパウダースノーに足を取られながらも懸命に競技し、大いに盛り上がりました。
3日間を通じてたくさんの雪に触れ、その楽しさや自然の厳しさを知るとともに、雪深い地域の苦労などについても学習を深めることができました。