7月20日、桑名市民会館にて町医者的弁護士としてご活躍の大胡田誠氏を講師としてお招きし、教育講演会を実施しました。大胡田誠氏は、12歳で視力を失いながらも弁護士を志し、夢をあきらめずに努力を続けることで司法試験に合格し、町医者的弁護士として深刻な悩みを抱える依頼者を支えています。弁護士の仕事の中で最も大事にしていることは、信頼関係をどのように築くかということでした。そのために大胡田氏は「人と人との関係は鏡写しであり、人から理解を得るためには、まず自分が相手を理解しようとすることが大切である。」とおっしゃいました。
また、一冊の本との出会いが弁護士を志すきっかけとなり、様々な困難や差別を実感しながらも不屈の精神で道を切り開いてきたそうです。最後に、大胡田氏から「人生を左右するような試練に直面した時、あきらめずに勇気を持って進んでいく。『無理だ』と逃げずに『じゃあどうするか』と考えて人生を面白く生きて欲しい」というエールをいただきました。