5月9日 3年生の「環境を考える旅」が始まりました。この旅は沖縄の風土や自然や環境、文化について、3泊4日の旅行を通して学んでいくというものです。1日目は「ひめゆりの塔」や「平和記念公園」といった戦争に関わる場所を見学しました。生徒たちは戦争の悲惨さやおぞましさ、平和のありがたさについて改めて感じたようでした。
5月10日は、船に乗り慶良間諸島付近でシュノーケリングを楽しみました。沖縄の海の透明度に生徒たちはたいへん驚いているようでした。たくさんの魚やサンゴそしてウミガメを見ることができ、満喫することができました。その後、Gala青い海に行き、サンゴの養殖を見学しました。ここは、映画「てぃだかんかん」のモデルとなった(有)海の種が運営する壮大なサンゴ養殖施設です。環境汚染によってサンゴが死滅している現状を食い止めるため、サンゴを養殖しながら増えたサンゴを海へと移植しているという話を聞くことができました。沖縄の海の透明度とサンゴの死滅という、相反する状況を実際に見て感じることで、改めて環境を大切にすることの重要性を学びました。
5月11日は、「美ら海水族館」や「琉球村」を訪れ、沖縄の海に住むさまざまな生き物を見たり、沖縄独特の文化や風土について学んだりすることができました。
また、「環境を考える旅」最後の夜ということで、ホテルのプライベートビーチに集まり、「夜の集い」を行いました。そして、生徒一人ひとりが沖縄に来て感じたことや学んだことを発表しました。環境の大切さを実感することができた者、平和の尊さ・大切さについて深く心に刻んだ者など、様々な意見が出ました。生徒一人ひとりが今回の旅の目的を再確認し、深い学びとなる集いになりました。