生成AIを駆使して創った文化祭ー先進SGコース1年7組のクラス企画の舞台裏

9月13日(日曜日)・14日(月曜日)に開催された本校の文化祭。先進SGコース 第1学年7組によるクラス企画は、Chromebookと複数の生成AIを自在に操り創り上げたものでした。先進SGコースならではの「先進的」な取り組みの裏側をご紹介します。

 

企画タイトル:アミューズメントカジノ ✖ 謎解き

1年7組が提供したのは、カジノの非日常的な空間と、頭脳をフル回転させる謎解きを融合させた、没入型のエンターテインメントでした。

ゲームの種類 ルーレット、ハイ&ロー、ペットボトルフリップ
あらすじ 貴方達は探偵だ。カジノで起こった事件を解決するためにチップを稼ぎ、できるだけたくさんの証言を得て犯人を特定せよ!(「謎解き」を解くために、それぞれのゲームで得たチップとヒントを交換して真相に迫ります)

 

デジタルネイティブ世代の真骨頂!AIを活用した準備プロセス

この企画を実現するために、1年先進SGコースの生徒たちはChromebookと最新の生成AIツールをフル活用しました。「先進SGコース」の生徒らしい、自ら課題を発見し、テクノロジーで解決していく姿をご覧ください。

 

1. ポスター制作:手書きのアイデアからAIによる高品質なビジュアルへ

  • ステップ1:Chromebookの描画機能で構想を練る
    まずはChromebookの描画キャンバス機能を使用し、生徒自身の手でポスターの初稿(ラフ画)を制作。「チップ」「監視カメラ」「バラ」といったキーアイテムの配置をデジタル上で素早く共有しました。

  • ステップ2:生成AIによるブラッシュアップと「壁」の突破
    初稿の画像をGoogleのAI「Gemini」に読み込ませ、自分たちが思い描く世界観をより精緻に、精確に表現するための画像生成を試みました。しかしここで課題が発生します。学校導入の「Google for Education (Fundamentals)」では、Geminiの画像生成回数に制限があったのです。そこで生徒たちは立ち止まりません。「学校のアカウントで制限があるなら、私用アカウントのAI(ChatGPT)を使えばいい」と柔軟に思考を転換。ChatGPTを併用し、プロンプト(指示出し)を重ねることで、手書き感のない躍動感あふれる、プロ顔負けのポスターデザインを完成させました。与えられた環境の限界を、自らの
  • 機転とツール選びで乗り越えた見事な課題解決です。

2. 運営の効率化:Geminiを活用した複雑なシフト作成

  • 文化祭当日のクラス全員のシフト作成。誰がいつ、どの役割(受付、ディーラー、宣伝など)を担うのか、休憩や引継ぎ時間をどう組み込むのか。この複雑なパズルを解くためにもAI「Gemini」に相談しました。条件を整理してプロンプトに入力することで、公平かつスムーズな人員配置表のベースを瞬時に作成。運営の要となるロジック部分をAIに任せることで、生徒たちは「企画の質を高める」ための議論に時間を割くことができました。

     

3. 企画の深化:Geminiを相手にした「謎解き」のアイデア出し

  • 企画の核となる「謎解き」。難易度や世界観に合わせたクイズを作るため、生徒はGeminiに対し「有能で奇才なクリエイター」というペルソナを設定。「答えが『ベット』『チップ』になる問題を作って」と指示を出し、知識、言葉遊び、ひらめきなど様々なアプローチのクイズ案を引き出しました。AIを単なる検索ツールではなく、「壁打ち相手」「共創のパートナー」として活用しています。

「先進SGコース」の学びの体現

デジタルツールは、ただ使えば良いというものではありません。今回の1年先進SGコースの取り組みが素晴らしいのは、「実現したい明確なビジョン(目的)」があり、そのための「手段」としてAIやChromebookを的確に選択・活用している点です。特に、システム上の制限という壁にぶつかった際、思考を停止させることなく、別のツール(ChatGPT)を代替案として持ち込み解決に導いた姿勢は、まさに本校が目指す「自ら考え、行動する」先進的な生徒の姿そのものです。

 

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