2月14日、中1から中5を対象に道徳講演会が行われ、『民族共生の先駆者・松浦武四郎』というテーマで松浦武四郎記念館の主任学芸員の山本命先生に講演していただきました。

松阪出身の松浦武四郎は、幕末から明治にかけて生きた探検家・地誌学者・作家など数々の側面を持った人物です。特に大きな功績としては、明治時代に入ってから蝦夷地を「北海道」と名付けたことや、アイヌ語の地名をできる限り残そうと努力したことでした。

講演の中では松浦武四郎の人物像やアイヌの人たちの文化についても紹介していただき、たいへん興味深い内容でした。講演の最後に山本先生は、民族共生の心を持つために大切なことはアイヌの人たちをはじめとするさまざまな民族のことを理解することだと話されました。

三重県出身の偉人を通して多くのことを学ぶことができ、有意義な機会となりました。