10月29~31日、日本の歴史や文化、伝統を大切にする心を養うことを目的に二泊三日の宿泊研修を行いました。初日は内宮と外宮を参拝しました。ガイドの方から、神社の建築様式や他の神社との違い、神道の考え方など深い内容まで教えていただきました。またせんぐう館も見学し、式年遷宮についても学びました。
宿舎の伊勢青少年研修センターでは、明日のポスター発表のための資料を作成しました。この伊勢研修は、フィールドワークを通して自ら課題を見出だし、探究する力を伸ばすことも目的としています。各班に分かれて学んだことをポスターにまとめます。
2日目は、おかげ横丁にある神話の館に訪問しました。天照大御神にまつわる日本の神話について学びました。その後は『フィールドワーク』です。班ごとにあらかじめ決めたプランに従い、行動しました。各班自分たちで調べた神社へ参拝したり、資料館へ勉強しに行ったりしていました。生徒たちは伊勢の歴史や文化を体感し、興味をもって学習することができました。夜は2日間で学んだことを各班ポスターにまとめ,以下の題目でクラス全体に対して発表しました。
1.古事記と神話
2.内宮と外宮,伊勢の年間行事
3.伊勢の食文化
4.式年遷宮
5.伊勢の観光
皆,堂々と発表することができました。
最終日は、修養団伊勢青少年研修センターの武田所長による講演をお聞きしました。日本の神話を通して、感謝の心や仲間を大切にする心を持つことがどれだけ大事かということをお話していただきました。また、神話がもととなった現在私たちが使っている言葉についても教えていただきました。その後、松阪の本居宣長記念館へ。館内では学芸員の方にさまざまな貴重な資料について説明していただきました。
3日間を通して,日本の歴史や文化について学べただけでなく、日本人がずっと大切にしてきた「日本の心」について学ぶ機会にもなりました。同時にクラスの友達との関わりについて考えることもできました。これからの学校生活やその先の人生にもつながる貴重な3日間となりました。