12月11～13日の2泊3日で2年生が伊勢研修に行きました。この研修は今年度初実施の研修です。1日目、午前中に外宮に到着して参拝しました。ガイドの方に外宮について様々なことを説明していただきました。午後は内宮を参拝し、ガイドの方にガイドブックには載っていないようなこともたくさん教わりました。宿舎では明日の探究活動発表の準備をしました。2日目の朝は内宮宇治橋にて日の出を見ました。鳥居の間から太陽か昇る神秘的な風景を見ることができました。その後の活動は探究テーマに関連したフィールドワークです。バスで二見浦方面や外宮周辺に行ったグループ、内宮へもう一度お参りしたグループなど様々でした。そうした中で、伊勢の観光について調べているグループは、ゑびや大食堂さんにインタビューに行きました。ゑびやさんは、AIを活用して来客数を予測するという先進的な取り組みをされています。その結果、食品ロスを大幅に減らしたことや、新しい飲食業のあり方など、たいへん興味深いお話をたくさん聞くことができました。2日目最後のプログラムは探究活動のグループ発表でした。6つのグループが、「内宮、外宮」「式年遷宮」「神宮の年中行事」「古事記、神話」「伊勢の食文化」「伊勢の観光」についてそれぞれ発表しました。各グループの発表を聞いたことで、さまざまな情報を共有することができ、伊勢について深く知ることができました。最終日は朝から修養団伊勢青少年研修センターの武田数宏所長に講演をしていただきました。神話をお聞きして、日本では神々のころから感謝と協力によって社会が成り立っていることを教わりました。午後からは本居宣長記念館に訪問して、学芸員の方から本居宣長の功績について教わりました。宣長が古来の日本人の考え方を見つけ出すために、当時はだれも読むことが出来なかった古事記を研究した話や、その解読に35年かかったということでした。今回の研修は新しい行事でしたが、クラスのみんなで協力し、多くのことを学ぶことができ、有意義な3日間になりました。