11月25日より、津田学園高等学校の修学旅行が始まりました。早朝の集合にもかかわらず、生徒たちは期待に満ちた表情で学校に集まり、貸切バスで中部国際空港へ向かいました。台北到着後は台湾高速鉄道で高雄へ移動し、市内の名所を巡りながら記録写真を撮影するなど、落ち着いた行動で初日を過ごしました。夕食では台湾料理を味わい、海外ならではの環境に戸惑いながらも友人と助け合う姿が見られました。

2日目は班ごとに高雄市内の蓮池潭や五甲龍成宮などを訪れ、現地ガイドの説明に耳を傾けながら学習を進めました。午後には八田與一記念館と烏山頭水庫を訪れ、台湾農業を支える仕組みを理解し、社会科の学びと結び付ける貴重な体験となりました。夕方には台中へ移動し、広東料理を楽しみながら協力して行動する姿が印象的でした。

3日目は台中市内の宝覚寺や孔子廟を見学し、宗教文化や教育の歴史を学びました。昼食は西門町周辺での自由行動を通じて街並みや食文化に触れる機会となりました。午後は忠烈祠で衛兵交代式を見学し、故宮博物院では国宝級の展示物を鑑賞しました。夕食ではモンゴリアンバーベキューをいただき、班代表の挨拶で一日の活動を振り返るなど、主体的な行動力が育まれました。

最終日となる5日目は、龍山寺や中正記念堂を訪れ、台湾の宗教や歴史を学びました。中正記念堂では儀仗兵交代式を見学し、厳かな雰囲気の中で国家意識への理解を深めました。クラス写真の撮影も行い、台湾での思い出を形に残しました。昼食後は空港へ移動し、出国手続きを落ち着いて進め、夕刻の便で帰国しました。

天候にも恵まれた5日間、生徒たちは歴史・文化・自然・食を多面的に学び、仲間と協力しながら多くの経験を積むことができました。今回の修学旅行で得た学びと体験が、今後の学校生活や将来の進路選択に活かされることを期待しています。