「知ってそうで知らない紙のことを学ぼう!」日本製紙連合会出前授業

 冬期講習にて日本製紙連合会様をお招きし、「知ってそうで知らない紙のことを学ぼう!」と題した出前授業を実施しました。私たちの生活に欠かせない「紙」について、その成り立ちからリサイクルの仕組みまで、驚きと発見に満ちた学びの時間を過ごしました。授業では、一人一人がルーペ(拡大鏡)を手に取り、普段何気なく使っている紙の表面をじっくりと観察しました。肉眼ではツルツルに見える紙も、拡大してみると無数の「繊維」が複雑に絡み合っていることが分かります。「うわあ、毛羽立ってる!」「木からできているのがよく分かるね」と、ミクロの世界に子供たちの驚きの声が上がりました。紙の構造を学んだ後は、リサイクルについての学習です。一度使った紙がどのようにして再び新しい紙へと生まれ変わるのか、その工程を詳しく教えていただきました。繊維を観察した直後だからこそ、紙が「資源」として再び利用できる理由をより深く、実感を持って理解することができたようです。今回の授業を通して、身近な存在である紙への興味が深まると同時に、環境を守るために自分たちができること(分別の徹底など)を考えるきっかけとなりました。日本製紙連合会の皆様、五感を活用した素晴らしい学びの機会をありがとうございました!