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3つの教育方針
確かな学力
「読む力」「書く力」「計算力」「表現力」の4つの力を育て、確かな学力を養います。
学ぶ楽しさ、わかる喜びを伝える、質・量ともに高い教育。各学年でしっかりと必要な学力を身につけます。
初等教育は、確かな学力を身につけるための大切な時期です。低学年では、多彩な教育内容で学習への興味・関心を引き出し、高学年にはさらに深化した学びを展開して学力の伸長を図ります。
豊富な授業時数や教科担任制など、質・量ともに充実した教育体制で真の学力の育成をめざします。
- 01
- 基礎学力と発展的学力の向上
主に4年生までを「可能性を引き出し、伸ばす期間」と位置づけ、多様な教育内容を実践することで、学習に対する興味や関心、一人一人のよさや可能性を引き出しながら基礎学力を定着させます。
5年生以上は「夢を実現させる期間」と位置づけ、発展的な学力を身につけさせるために学習の深化と拡充を図ります。そして児童の適正と希望する進路に応じた指導を行います。
- 02
- 年間授業時数の確保
本校では、年間42週の授業週数を確保し、約200日の登校日数を実現しています。また、第1学年から、毎日5限授業を実施しているため、年間の授業時数は約1,000時間となります。
学習指導要領上の第1学年の登校週数は34週、年間授業時数は850時間が標準です。この授業時数の差が、多様な教育実践や独自のカリキュラムを可能にし、授業に「深さ」と「広さ」、そして「ゆとり」を生み出します。
- 03
- 教科担任制の採用
教師の専門的知識や技能を最大限に活かせる「教科担任制」を中心とした教授システムを採用しています。教科担任制は、児童にとってよりわかりやすく、より深く理解のできる授業の形態であり、さらに一人一人が多くの教師と接することにより、様々な人間関係を築き、幅広い社会性を育むことができます。
また、水泳指導・書道指導・礼法指導などの特別指導も専門家による指導体制を実現しています。
- 04
- 継続的な「読書の時間」と「計算の時間」
毎朝30分間の「朝の会」の中には「読書の時間」と「計算の時間」を組み入れています。全ての学習の土台となる「読む力」と「計算力」と学習に対する態勢や基礎学力を養うため、これらを毎日継続し積み重ねます。「読書の時間」では、ただ単に「自分の好きな本を読む」という形態ではなく、読み聞かせや音読、群読など本や名文に馴れ親しむことのできるような内容になっています。
- 05
- 特別学習指導プログラム
4年生からは、月2回の「土曜講座」のほか、夏期や冬期、春期の長期休暇を利用した「特別講座」を実施します。いずれも中学受験対策を視野に、授業の内容を深く掘り下げる発展的な講座を開講、確実な学力向上をめざします。
さらに、1コマを4年生は50分、5・6年生は80分とし、量、質の両面から受験に必要な集中力を養います。希望者は全員無料で受講することができます。
土曜講座 時間割例 | ||
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1 | 9:00〜10:20 (80分) | 社会 |
2 | 10:40〜12:00 (80分) | 算数 |
夏期講習(2週間)、 冬期・春期講習(1週間) 時間割例 |
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1 | 9:10〜10:30 (80分) | 理科 |
2 | 10:40〜12:00 (80分) | 国語 |
12:00〜12:40 | 昼休み | |
3 | 12:40〜14:00 (80分) | 体験学習 |
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- アクティブラーニング
アクティブラーニングとは、児童自ら能動的に学び、また自発的な学習法を身につける学び方です。「主体的・対話的で深い学び」であるアクティブラーニングを授業に取り入れ、児童の学力向上に結び付けています。「対話」と「振り返り」で「深い学び」を実現しながら、思考力・判断力・表現力など。これからの時代に求められる資質・能力を高めています。
探究心の追究
ものごとを五感で捉える「実体験」が、
本質的な学びにつながります。
本校では四季に彩られた豊かな自然環境をフィールドに、自然観察や近隣地域への社会見学といった体験型の学びを通して、子供たちの豊かな感受性を育んでいきます。
五感をフルに使った自然とふれあう多彩な学習活動や行事を通じて実体験に基づいた実践的な学びを形成します。
- 01
- 実体験を重視した学習
本校では、教育活動の中に実体験を重視した学習を多く取り入れています。「生活科」や「理科・社会科」は、緑豊かな自然に囲まれた本校の立地条件を活かし、自然観察や近隣地域への社会見学など実体験重視の授業を行っています。例えば、学年ごとに米・トマト・イチゴ・さつまいも・大根・ゴマ・日野菜などの農作物を栽培、収穫した農作物を調理し、「農と食」に関する知識関心を深めたり、カブトムシやクワガタなどの昆虫を飼育し、その生態を学び自然科学の基礎を養っています。
5年生の理科では人体の仕組みを理解するため、豚の心臓を用いてその解剖学的構造を実物で理解させています。このような実体験では現実や事実と向き合い、ものごとを五感で捉える「実体験」が、本質的な学びにつながります。
- 02
- 抜群の自然環境で、豊かな心を
桑名市の郊外にある本校の周りには、四季を感じることのできる豊かな自然があふれています。春には学園のキャンパス全体が桜の花に包まれ、夏には樹林や草木が青々と茂り、昆虫たちの楽園となります。秋には栗やどんぐりの実がたわわに実り、木々は見事な紅葉色に染まります。
本校の恵まれた自然環境に包まれて過ごす学校生活は、おおらかな心と五感を刺激し、豊かな感性を育みます。
- 03
- 心と体を大きく成長させる学校行事
行事が単にイベントだけで終わることなく、事前指導による興味づけや動機づけ、事後のまとめに至るまでの系統的な指導を心がけ、より心に残る学校行事を実践しています。
海の学校1年生
近郊の干潟に出向き、貝類の採集や、小魚、ゴカイなどの観察を行います。さまざまな海の小動物に触れることにより、海に住む生き物に興味や関心を持たせ、自然科学の基礎学力を培うことを目的としています。
山の学校3年生
自然豊かな鈴鹿山系で、さまざまな野外プログラムを実施。協力して課題を解決するイニシアティブゲームや、マスの調理体験、ハイキングなど仲間との絆を深めるとともに、自然のすばらしさや厳しさを体感します。
汐の学校3年生以上
三重県南部の美しい海を舞台に2泊3日で実施。海水からの塩作り、船釣り体験、磯の観察など「海の恵み」や「海と人との関わり」をテーマに繰り広げられる奥の深い直接体験が探究心を養います。
(希望者のみ参加)
雪の学校4年生
世界遺産の合掌集落がある白川郷やその周辺の山々で、さまざまな雪にまつわる体験学習を実施。雪山をスノーシューで散策して動物の足跡を探したり、冬の星空を観察したり、子供たちの理科的な知的好奇心を満足させる行事です。
歴史の学校6年生
修学旅行にあたる「歴史の学校」では、歴史上の日本の首都を巡る旅として、奈良を皮切りに京都、東京の名所旧跡を訪ねてまわります。6年間の最後を飾るに相応しい旅となっています。
道徳心の育成
人をと尊び郷土、国、世界に貢献する人になるための基礎を養っています。
将来の夢を抱き、その実現に向かって努力すること。郷土とわが国、世界に役立ち貢献するという強い信念をもって、自らの進むべき道を切り拓いていくこと。自己を大切にし、家族を慈しみ、世界の平和と人類の幸福を願うこと。これらは津田学園の道徳教育の根幹理念です。本学園では、「人と人との関係」、「人と自然との関係」、さらに「人と神との関係」について、生涯を通して学び、その真理を追求していく中で道徳性を養っていきます。
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- 思いやりの精神を育成
「人と人との関係」においては、思いやりの精神を基盤として、人類愛の尊さや世界の人々との共生、国際社会の平和と人類の幸福に貢献するという精神を育みます。「偉人に学ぶ」ことをテーマに、さまざまな先人の生き方を学んでいます。「偉人」と呼ばれる人々が、どのような信念に基づき、どのように行動して困難に立ち向かい、社会に貢献したのかを学び、その道徳的価値を体現できるよう努めます。
- 02
- 自然体験が感謝の心を育みます
自然を舞台にした様々な体験を通して、「人と自然との関係」について学びます。豊かな自然環境に囲まれた学校生活や農作業など、体験学習を通じて、自然の中で生かされていることを意識するとともに、自然に対する感謝の心や謙虚な気持ちを培います。また、万物に対する畏敬の念を感じさせ、「人と神との関係」についても意識させます。連綿と続いてきた人類の歴史において、目に見えない大きな存在として意識されてきた神についても、自然を通した体験学習などから認識させていきます。
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- 伝統文化や伝統行事を大切にします
礼儀正しいあいさつは、本校が特に大切にしていることの一つです。あいさつを通して、人と関わる喜びや相手を敬う心を育みます。学校生活においても規律を明確にすることによって、社会性の基礎を培っていきます。また、日本人としての所作や礼儀作法など、慣習に沿ったしつけやマナーを身につけます。礼法や作法の指導、座禅や茶道の体験、毎年恒例の餅つき大会などを通して、日本の伝統文化や伝統行事を学びます。
礼法
礼法の授業では、基本的な生活習慣(躾)の確立をめざし、礼(おじぎ)の仕方、物の受け渡し方、衣類のたたみ方やしまい方などを学びます。日本人の心構えや日本の文化そのものを学ぶことにもつながっています。すべての授業の始まりと終わりのあいさつに、礼法で学習したお礼を実践しています。
座禅体験
年に1回、全学年が座禅を体験します。座禅体験を通して、心を落ち着かせる時間を持つことができます。現代生活においてそういった時間は皆無に等しいと言えます。ただ座り、雑念を取り払う時間は子供にとってはとても新鮮な体験です。警策を受けることも進んでやっていますので楽しみの一つのようです。
餅つき大会
毎年12月には、日本の代表的な伝統行事の餅つき大会を行います。
もち米がお餅になる過程を楽しく体験でき、お米を主食とする日本人と食との関わりについて学ぶよい機会ともなっています。親子で参加できる行事として、毎年楽しみにしています。