Q&A

説明会などでお受けしたご質問事項をまとめました。

1.教育内容について

Q. 教科担任制とはどのようなシステムですか?
A. 「教科担任制」とはそれぞれの教科を専門の教師が教える制度のことです。通常は中学校以降で採用されている教授システムですが、本校では第1学年から採用しています。教科担任制は、児童にとって授業内容がよりわかりやすく、より深く理解のできる授業の形態です。また一人ひとりが多くの教師と接することにより、様々な人間関係を築き、幅広い社会性を育むことができます。水泳指導・書道指導・礼法指導などの特別指導についても、それぞれ専門家による指導体制を実現しています。
Q. 教科書は公立と同じものですか?
A. 教科書は義務教育期間は文部科学省から無償で供与されます。本校もその教科書(公立と同じもの)を使用していますが、本校独自のカリキュラムに沿って授業を進めていますので、他学年の教科書が必要になる場合もあります。その場合は別途購入していただいています。公立と同じ教科書以外にもテキストやワークブック、手作り教材やプリントなどを使用しています。
Q. 毎朝の「計算の時間」「読書の時間」などはどのように行われていますか?
A. 毎朝8時55分から9時25分までの朝の会の間に、それぞれ10分程度の「計算の時間」と「読書の時間」を設けています。「計算の時間」では主に手づくりの計算プリントを使用してドリル学習を進めています。また、そろばん学習も取り入れています。
「読書の時間」はただ単に「自分の好きな本を読む」という形態ではなく、読み聞かせをしたり、全員で群読や暗唱をするなど、本や名文に馴れ親しむような内容で進めています。
Q. 体験学習について、どのようにお考えですか?
A. 「わかるということは体験と体験の積み重ねである」と言われています。本校では、自然発見や社会探検などの体験学習を通して「体験の経験化」を目指します。子どもたちは教室だけでは学ぶことのできない大切なことを、興味や関心をもって体験し、さらにそれを積み重ねて自らの「経験」として蓄積していきます。もちろんそれらは教科の学習にもつなげ、より発展的な内容に深めていきます。
Q. 食育について、どのような指導をされるのですか?
A. 私たちは動物や植物を摂取することによって生命を維持しています。本校では、食べ物に対する感謝の気持ちを自然に持つことができるような食育を目指しています。食材や栄養素などについて学ぶことにとどまらず、実際に潮干狩りに行って貝類を採取したり、米やトマトやサツマイモなどの農作物を育てています。作物栽培では、土作りから始め、日々の水やりや雑草駆除などの世話を通じて、栽培・収穫の喜びと食べ物を大切にする心を育てます。また、自身の食生活を見直し、自分に合った理想的な食事を選びとる力を育てるために、給食や家庭での食事、おやつを取り上げた指導を行い、学校給食の栄養士や食品会社などと提携した授業も展開しています。さらに、食の安全、添加物、消費期限、流通経路など、食に関する全般的なことがらについても学びます。食育についても、本校の大きな特色である体験学習を軸に、子どもたちの生きる力(知・徳・体・食)を身につけることに重点を置いています。
Q. 農育はすばらしい体験学習だと思いますが、具体的にはどのようなことを行うのですか?
A. 本校は近隣地域や企業と連携して米・じゃがいも・さつまいも・大根・トマト・ゴマなど農作物栽培の実体験を各学年で行っています。校内の農園では、トマト・大根・梅などの栽培や収穫を行い、「農作物と人々のかかわり」について学習を深めます。
また、農作物は収穫するだけに留まらず、稲穂がごはんになるまでの過程を手作業で体験したり、漬けものや梅干などを実際に自分たちで作るなど、日本人が昔ながらの知恵で育んできた「農と食」についての知識関心を深めながら、農作物のある暮しの楽しさを実感させます。
Q. 英語の授業はネイティブの先生ですか?
A. ネイティブの講師と日本人教諭のティームティーチングによる授業形態を基本としています。特に低学年のうちは、英語の歌や絵本の読みきかせなど英語に慣れ親しむことのできる内容の授業です。アルファベットを書く練習にも取り組んでいます。
Q. 学習面でつまずいたとき、どのような対策をとられていますか?
A. 児童の理解度には当然個人差があります。また、教科によっても得手不得手があります。したがって教科や単元によって理解が不足する場合も起こり得ます。極端に理解が不足している場合は休み時間やアフタースクールを利用して個別指導を行うなどの対応を取っています。

2.学校生活について

Q. 学校のセキュリティ対策は万全ですか?
A. 津田学園では地域に開かれた生涯学習の場としての「学園の街づくり」を目指しており、外来者は自由に学園内に入れることができる環境にあります。しかし、小学校では安全上の配慮から、児童の登下校や休み時間などで校庭に出る場合を除いて、校舎を施錠し、外部より容易に入れないようにしています。その他、外来者には名札を付けていただいたり、また監視カメラの設置など諸対策を行い、子どもたちの安全確保に努めています。
Q. 給食はどのように行われますか?
A. 給食は月曜日から金曜日まで「完全給食」を実施しています。学園キャンパス敷地内の給食センターで調理され、食缶で各クラスに運ばれてきます。それを児童の給食当番が配膳しますので、毎日温かい給食を食べることができます。
また自分たちで栽培した農作物や樹林で拾った栗などがメニューに加わることもあります。
Q. アフタースクールのシステムについて教えてください。
A. 放課後のアフタ-スク-ルは18時00分まで行います。この間、本校職員が責任を持って子どもたちをお預かりし、宿題・自学自習・読書・自然観察・工作・ ビデオ鑑賞・将棋・調理体験などをして過ごします。(保護者送迎を原則とします) また、料金は16時以降が有料となります。なお、課外教室(有料)は講座によって曜日・時間が異なります。現在、本校児童が利用している課外教室はサッカー・水泳・剣道・新体操・テニス・体操・バレエ・書道・音楽・キッズパソコンです。すべて学園キャンパス内で開講されていますので、放課後、学校から直接移動して受講することが可能です。開講時間まではアフタースクールでお預かりします。
Q. 通学区域の規定はありますか?
A. 通学区域については特に規定を設けていません。お子さんの負担にならないよう、また安全に十分配慮してご判断ください。
Q. スクールバスの運行について教えてください。
A. スクールバスは現在、桑名駅方面、四日市方面、菰野方面、いなべ方面、高速道路利用の5つのコースを運行しています。電車通学の場合は桑名駅からのスクールバスを利用していただくと便利です。桑名駅からほぼ直通で本校まで運行しており、約15分で本校に到着します。その他の4つのコース(四日市方面・菰野方面・いなべ方面・高速道路利用)は、各コースとも10数ヶ所の停留所を設置しています。
Q. 桑名駅からスクールバスを利用したいのですが、乗り遅れた場合はどうなるのでしょうか?
A. 桑名駅からスクールバスを利用する児童の多くは電車通学者です。電車に乗り遅れたり、また電車のダイヤが乱れるなどによりスクールバス発車時刻までに到着しない場合も起こり得ます。スクールバスには乗務員がおり、しっかりと点呼を行い遅刻者などに対応していますので、ご安心いただけます。
Q. 携帯電話は持たせてもよいのでしょうか?
A. 特に電車通学者などの場合は、通学中の電車のダイヤの乱れや不測の事態などが心配ですので携帯電話の所持を許可しています。ただし学校内では不要ですので、登校後はお預かりしています。下校時にお戻しします。
Q. 毎日の日課はどのようになっていますか?
A. 毎朝8:45から5分間の持久走で1日がスタートします。1年生と2年生は毎日5限授業です。3年生が週3回(火・木・金)の6限授業、4年生以上は毎日6限授業となります。1年生2年生の日課は以下のとおりです。

8:45~8:50 運動の時間
8:55~9: 30 朝の会・読書の時間・計算の時間
9:30~10:10 1時間目
10:15~10:55 2時間目
11:10~11:50 3時間目
11:55~12:35 4時間目
12:35~13:15 給食
13:15~13:30 昼休み
13:30~13:45 掃除の時間
13:45~14:25 5時間目
14:25~14:50 帰りの会

3.入学試験について

Q. 入学試験に特別な準備が必要ですか?
A. 特別な準備は必要ありません。先生や相手の話を聞くことができ、基本的なあいさつができるなど、5歳児としての基本的なことができればよいと考えてください。ただし、自分の名前はひらがなで書けるようにしてください。試験当日は、私服で登校させていただき、上靴を用意してください。
Q. 入学試験はどのような内容で実施されますか。また、合否の判定はどのように行われますか?
A. 入学試験は集団考査と親子面接を実施します。集団考査は主に子どもの姿を捉える内容です。親子面接では志望理由・子どもの様子・教育方針などをお聞きします。合否の判定については、入学試験の成績結果をもとに総合的に判断します。

4.学校施設について

Q. 教室がガラス張りで明るい雰囲気ですが、ガラスが割れて危険ではないのでしょうか?
A. このガラス張りの透明感あふれる校舎が本校の雰囲気を一層明るくさせています。校舎内のガラスはすべて強化ガラスを使用しており、児童がぶつかったぐらいでは割れない強度があります。また、開校以来一度もガラスが割れたことはありません。
Q. 校庭の樹林は自由に入って遊ぶことができるようですが危なくないのでしょうか?
A. 入学当初は樹林の中で転んでケガをする場合もありますが、すぐに慣れて上手に遊べるようになります。また、危険な個所を把握し回避する能力も備わるようになり、さらに足腰の鍛錬にもかなりの効果があると考えられます。
児童はみな、樹林の中で遊ぶことが大好きです。夏は虫捕り、秋は栗拾い、冬には落ち葉を集めて焚き火で焼き芋パーティーもしています。