8月5日(木)と6日(金)の1泊2日で、宿泊体験学習「汐の学校」を実施しました。三重県南部の美しい海を舞台に、「海と人」「海と食」「海と文化」などについて学ぶことのできる体験学習です。
初日は鳥羽市浦村町でアサリの養殖について学びました。全国的に減少傾向にあるアサリの漁獲量の原因や、新しい養殖方法について「浦村アサリ研究会」の方に教えてもらい、その作業を体験させてもらいました。海洋資源の大切さについて知ることができました。午後は鳥羽水族館やミキモト真珠島を見学しました。ミキモト真珠島では世界で初めて真珠の養殖に成功した御木本幸吉さんの功績や、真珠の養殖方法について学びました。また、海女さんの実演も間近で見せていただきました。夜は鳥羽水族館の飼育員の方による教養セミナーがあり、イルカやラッコ、ジュゴンなどの飼育や生態について、楽しいお話を聞かせてもらいました。
2日目は海の博物館の平賀館長や学芸員の皆さんに案内してもらい、アマモ場の観察とそこに住む生き物の採取を行いました。海のゆりかごとも呼ばれているアマモ場には、あらゆる種類の幼魚や甲殻類がたくさんいて、子供たちは夢中で採取していました。採取した生き物は平賀館長が解説してくれて、知らないことをたくさん教えていただきました。平賀館長からは「海と人」「海と食」などの関係性についてもお話をいただきました。海の博物館の館内見学も行い、さらに学びが深まりました。