5月23日～24日、鈴鹿山系 朝明渓谷にある朝明茶屋キャンプ場で実施した山の学校に、3年生47名が参加しました。
山の学校は4つのめあてをもとに成り立ちます。1つ目は「みんなで協力して生活しよう。」、2つ目は「きまりや約束を守ろう。」、3つ目は「自然のすばらしさや厳しさを感じよう。」、4つ目は「弱音を言わず、最後まで取り組もう。」です。

1日目に行ったイニシアティブゲームでは与えられた３つの課題を解決するために、班のメンバーで協力し合う姿が見られました。
クラフトの時間には落ち葉、木の実などといった自然の材料を用いたネックレスの工作に励みました。大自然の中、目を凝らしてみると素敵な材料が目に飛び込んできたようです。
また、鱒つかみとその調理も行いました。生き物の感触を肌で感じたことで、これまで以上に生き物の命を頂くことに対する感謝の思いを抱く様子が垣間見えました。
1日目の締めくくりはキャンプファイヤーです。キャンプファイヤーでは「山の神」こと校長が登場し、「友情」「勇気」「感謝」「協力」の4つの火を山の神から分け与えられました。そしてその火を大きなキャンプファイヤーの炎に移しました。そこからは大きな火を囲んで遊びや歌、踊りなどを行いました。人工的な灯りが1つも無い中、大きな炎は子どもたちの心を表すかのように生き生きと燃え続けました。

2日目に行った羽鳥峰の登山では、なだらかな山道や急斜面を登りながら809mに及ぶ頂上を目指しました。子どもたちは弱音を最後まで口にすることなく、頂上へ辿り着くことができました。目の前に広がった壮大な景色は、子どもたちに達成感をもたらしたことでしょう。
この2日間で学び得たものは、子どもたちの自信に大きくつながったはずです。これからの学校生活において、山の学校での経験を存分に生かしてくれることを期待します。